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てっこー

ここのところ、ダーラムは丸2日以上、雨・雨・雨です。

けれど、朝、車を出すときに赤・黄・オレンジの紅葉がとってもとってもきれいで気分があがります♪
その上、車内は外の寒さや風の強さと無縁で快適♪

前までは「私、都会じゃないと無理」って思っていたけれど、自然たっぷりのところに住んで車でcommuteするのが実は一番私に合ったライフスタイルなのかも...と思う今日この頃。


木曜日の授業はManagement Communications2 と、その後にFoundations of Strategy.

MC2 では、チームメンバー通しでお互いの資質/特徴を評価しあった結果がフィードバックされて(すべて外部の人材コンサルタント会社経由)、とっても面白い2時間でした。
「あなたはこんな強みがあります」とか「○○な状況で△△」等と診断されると、若干売らないみたいで楽しいのなんの。
授業の一環で自己分析ができて、色々考えるこの時期にちょうどよい企画(というか内容)の授業でした。詳細は今後アップします。


今回書こうと思うのは、Strategyの授業について。

今期の授業はほとんどがケースです。
火曜日のマーケティングの授業ではロレアルのケースを扱いました。最新のテクノロジーの乳液とか、美容液とか… 
たいがいケースって本文が13~15ページくらいで、添付の図表などが10ページ弱あって、けっこう読むのが辛い&2度読みしないと意味がのみこめない、っていうパターンが多いんだけど、ロレアルはすらすら読めて楽だった!
男性陣は「意味がわからない」とか「(14品目の)製品ラインが多すぎる!!」とかってstruggleしてたけど、女性陣はみんな「おもしろい!」という感想でした。


それに比べて、今日のStrategyでとりあげたケースは… Nucor。ずばり、鉄鋼業です。
鋼鉄をシートに加工しようが、ロールにしようが、スクラップを使おうが、はっきり言ってどーでもー&興味なし!!

けれど、今回のディスカッションは業界そのものよりも、業界内の会社が手にしている強みについて展開されました。人事制度とか、人材、マーケットリーダーシップ、現金、等など。
鉄鋼業界云々っていうことを超えて、どの業界でも応用できることを考えたっていう意味では予想していたよりも面白い授業になりました。


例えば、
◆企業Aは採用する人材(業界での経験よりもその個人の資質を重視して採用している)とか、報酬制度(従業員のやる気を引き出すインセンティブ制度を採用している)とかに強みがあるんだけど、じゃあこれをまるごと企業Bに移植したら?
◇企業Bは企業Aと違って業績がよくない(余剰キャパが多くて儲かってない)から、同じインセンティブ制度でも従業員のやる気を刺激できない(個人が同じくくらいがんばっても報酬を手にできにくい)からきっと機能しない。


◆新しいテクノロジーを業界切って1番に採用するべき?
◇追随のしやすさ、1番乗りになることのプロコン(採用一番乗り=ノウハウが開発されていないから当初の効率は悪いかも→2番乗りしたほうが美味しいかも)を分析すべし。


◆一企業内で新技術やイノベーションを追求するのと、業界内でconsolidateするの、どっちが賢い?
◇その新技術を採用することによってどれだけの持続的なアドバンテージが期待できる?業界のfragmentationは?Consolidateすることによってbuyer や supplierに対する影響力はどれくらい変わる?


鉄鋼に限らず応用できるコンセプトを学べたので、期待を上回る授業となりました。

by nina_anin | 2009-11-13 15:57 | Fuqua
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Duke大学のFuqua School of Business留学日記です


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