クイックルワイパー(の類似品)開発を応用

先週末の学会でおもしろかったワークショップのご紹介:
Fostering a Creative Culture in Health Care
Harry West, CEO, Continuum


ContinuumはIDEOやWhatif?の類、デザインコンサルティング会社です。

私の参加したセッションでは、P&GなどいわゆるCPG(consumer packaged goods)の商品開発/マーケティングで行われるintensive な市場調査や分析に基づくデザイン開発を紹介し、同様の手法が医療の分野でどう応用できるかについてレクチャー&ワークショップ。

例に挙げて説明してたのはSwiffer(←アメリカ版クイックるワイパー。「こんな風に開発したんだよ!」と誇らしげでしたが、クイックルの何年もあとに発売されてるんだよね。。。)
Swiffer開発に際して、一般家庭での掃除の様子をいっぱいビデオ撮影して分析したり、フォーカスインタビューや試作品作成を重ねた、などなど。


例えば、病院内の椅子、インスリン注射、病院での待ち時間や受診フロー、といったpatient experienceをどう改善できるか、そこに市場調査(顧客の重視する価値や感じる不便などについてのインサイトを発見する)を踏まえた製品開発のチャンスがある、というのが要点でした。

多くの場合、(特に医療の分野では)技術や機能性に重点が置かれたデザインばかりで、人間工学や見た目などは軽視されてきたけれど、実は使いやすさや見た目はとっても大事だよね。

めんどくさかったり、人目が気になったりしたらアドヒアランスが低下するし(≒指導されたとおりに行わない/使わない)、もともと医療って「心身ともに健康に戻りたい」っていうニーズを満たす行為なので、その過程が不愉快だったら本来の目的に即してないよね。っていう話。


民間セクターの経験やノウハウが非営利の世界でも重視される実例をみれて収穫☆
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by nina_anin | 2010-04-22 14:36 | オフ
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Duke大学のFuqua School of Business留学日記です


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